スズメバチ
 夏休みに校舎の軒下に、スズメバチが巣を作りました。少しずつ大きくなっていく様子が観察されました。
 この写真は、スズメバチが引越しをした後に、専門の業者に取っていただいたものです。大きさは、直径20p位ありました。 
 地域には、もっと大きな巣を持っているお宅がたくさんあります。縁起物として珍重されています。
 
 外側の薄い幕を取り除くと,四層に分かれた巣が出てきました。中には、小さな卵から成虫直前のものまでたくさん入っていました。
 ピンセットで、巣穴から幼虫を取り出して観察してみました。
 写真の一番上の幼虫のときは、動いていますが、二番目のころになるとまったく動いていません。このころは体が軟らかく、上手に取り出さないと潰れてしまいます。
 このあたりでは、「はちの子」といって珍味としてもてはやされています。 「スズメバチ酒」というのもあるそうです。生きたまま酒の中に入れて作るそうです。
 学区内のY宅に伺って、スズメバチ酒を取材してきました。
 焼酎(35度)に生きたまま入れてつけるそうです。死んだ蜂を入れると濁ってしまって上手くつからないそうです。
 そのため、ビンの中に入れるのがとても大変だそうです。正に命がけの仕事です。切り傷や打撲に効き目があるそうです。
※子供は絶対にまねをしないでください。